xx
ベテランのオールドレンズファンの皆様でしたらご存じと思いますが、
最近始められたお客様に知識として知って頂きたいことがございます。
左のようにレンズの曇りまたは派手な汚れがある場合、
その症状や時代のレンズ材質を考慮して洗浄液をチョイスします。
もちろん、レンズにキズなど付かぬよう、慎重に清拭します。

しかし、曇りがある程度取れたはいいですが、
右のレンズのように拭きキズが発生することが多々ございます。
これは今回の施術でキズを付けてしまった訳ではなく、
遥か昔に腕が悪いであろう職人さんが拭いて出来たキズなのです。
それが長い年月をかけてレンズが曇ったため、
キズがカモフラージュされて見えない状態になります。
当然、曇りを除去すれば下からキズが出てきますが、
よくレンズにキズをつけられてしまったとトラブルになります。
そのレンズが曇る前からお持ちでしたらなんら問題ございませんが、
製造から年月の経った既に曇った中古レンズをお持ちになる場合、
その曇りの下にキズがあるかどうかは未知数なのであります。
そういうケースもあるということだけはどうか知っておいて下さい。