副店長のオススメ品

いつもご覧頂きありがとうございます。
副店長を務めますわたくしがオススメする商品を定期的にUPしております。
冗談も交えて楽しく?ご紹介しておりますので、どうか軽く流して下さい。
商品は売り切れ御免です。欲しい商品がございましたらメールまたは電話にてご連絡下さい。
ご利用をお待ちしております。

M42(スクリュー)マウント関連

ソニーα7、7Rの登場で変化したこと

話題のカメラ、ソニーα7、7Rが発売されて早一ヶ月が経とうとしています。
予想通りに好調な売れ行きで生産数もかなり潤沢だったため
欲しい方には一気に行き渡ったようで当店のお客様でも
かなり多くの方がα7、7Rをお持ちになって
アダプター遊び用のレンズをお求めにいらっしゃています。
発売前から、このカメラの発売によっていろいろな
中古カメラの相場が動いてくるという予想をしていたのですが
その予想結果は

・他社のフルサイズカメラ価格下落
ライカMはさすがに下がらなかったようですが他機種はほぼ下がりましたのでアタリ。

・NEXの下取りが激増するので価格下落
これは見事にハズレ。
理由はバッテリーが共用でα7、7Rにはチャージャーが付属していないので
今持っているNEXは下取りに出さずにバッテリー、チャージャーを使っていたほうが
得ということらしい(特に下位機種では)
さすがに、これは予想できませんでした。
もしこれがNEXの相場を維持するための
ソニーさんの戦略だとしたらお見事としか言いようがありません。

・フランジバックの関係でEOSで使えなかったために安価だった
 マウント(キヤノンFL,FD,ミノルタMC,MD,コニカARなど)のレンズの価格復活。
まだ価格の変動まではしていませんが市場でのレンズ数は明らかに減ってきていますので
これから価格に反映されてくると思いますのでたぶんアタリ。

・ミラー干渉の問題でEOSで使えなかったレンズ
 フルサイズで使いたければライカMを買うしかなかったレンズの価格上昇。
コンタックスでいえばB21/2.8G、D18/4、D25/2.8などが
これにあたり当然価格は上がっていますのでこれもアタリ。
しかし、この仲間には皆さんお気づきでないレンズがまだまだあります。
今回はそんなレンズの一つをご紹介いたします。

ヤシノンDX,DS,DS−M 50mmF1.4です。
この3本のレンズはいわずと知れた富岡光学製。
M42マウントでこの順番で古い順の世代違い。
DXとDS,DS−Mでは設計が変わっていていますが描写傾向は
かなり似通っていて、ほとんど見分けがつきません。
違いはDXが最短60cm、DS,DS−Mが50cm、DS−Mだけはマルチコート。
どちらも6群7枚構成ガウス変形型ということで標準レンズとしては一般的なものですが
何故かご覧のように後玉がかなり突出していて、M42マウントのフィルムカメラでさえも
かなりのものがミラー干渉してしまって使えないくらいの出っ張り具合。
当然フルサイズEOSでは使えるはずもなく
ここ数年どころか10年レベルで全く話題にも上らないレンズでした。
でも描写はご覧の通り。さすが富岡光学。
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α7で撮影全て開放
上がDX、下がDS。 

今ならまだお安く買えますよ。
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YASHINON−DX(BLACK) 50mmF1.4 AB−ランク      ¥12,600− (R−cap)
*** SOLD OUT、 お買い上げ ありがとうございます*****

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YASHINON−DS 50mmF1.4       AB−ランク      ¥12,600− (R−cap)
*** SOLD OUT、 お買い上げ ありがとうございます*****

どちらも使い込まれていますがレンズはとても良い状態です。
こういう今はまだお買い得というレンズは、まだまだ多種ありますので
値上がりする前に探してみてはいかがでしょうか。



メスネジフード

今日はフードのご紹介です。
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ZEISS IKON SL706やIcarex用として供給されたもので
こんな感じのデザインのレンズ専用フードです。
_MG_0209
このフードのお話は以前少しばかりさせていただいたのですが
かなり状態が良い個体が入荷しましたので詳しくご紹介です。
このフードには普通のフードとは大きく違う点があります。
写真では分かりにくいのですがネジのオスメスが逆転しているのです。
普通はフードがオスでレンズ側がメスとなっているのですが
コレは全く逆なので汎用品で代用することができないわけです。
ちなみにレンズ側にフード用ネジが切ってあることを知らない方も多いので
書いておきますが下の写真の矢印がネジとなっております。
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フードは昨今のものみたいにレンズに合わせて
深さの違う専用品があるわけではなく、下の写真のように
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レンズによって取り付ける位置を変えてフードの深さを変えて
いるのです。(広角レンズは右レンズのように根本に付けて実際のフードの
深さを浅くしているわけです。)
_MG_0214
さらに言うとこのバナナ型のものが開放測光用の絞り値
認識ピンでこの沈みの深さで絞り値を認識させています。
ここを指などで押し込み過ぎるとボロッと取れてしまいますので注意。
_MG_0216
あと、もうひとつ。
このタイプのレンズは自動絞りピンがご覧のように
キノコ型をしているものが多く、このようなレンズを
ピン押し込みタイプのアダプターで使った場合このキノコの頭分
レンズが浮いてしまい使えませんので必ず
ピンを押し込まないタイプのアダプターで使って下さい。
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とここまで書いてきましたが、何気なくレアモノレンズを登場させていた
ことにお気づきになりましたか?
Distagon25mmF4(M42) AB+ランク  です。
年代を考慮すればかなり状態も良くオリジナルフロントキャップも付属しています。
それより何よりこのレンズ滅多にお目にかかれませんからね。

ZEISS IKON SL706、Icarex用フード  ¥O.I

Distagon25mmF4(M42) ・・・ I.C.S 銀座松屋での中古カメラ市に持って行きます。

よろしかったらどうぞ。

続きましてヤシノンDSです。

今までこのレンズの後玉の突起を見ただけで
5D MkIIでは絶対ミラー干渉すると思って試してもなかったんですけど
実際にM42-EOSのアダプターに装着してみたら
アダプターから出っ歯るのは約0.5mm。
これならいけるんじゃない!
ということで当店の5D MkIIで試してみたら無限までミラー干渉無し。IMG_9324
IMG_9325
YASHINON-DS 50mmF1.4 ¥14,700− AB+ランク

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全て開放での撮影ですが個人的には好きな描写ですね。
こんな感じがお好きな方に是非。
(フルサイズでご使用の方はミラー干渉の可能性がございますので
実機をお持ちいただいて干渉の有無を確認されてからの方が安全です。)


探されている方がいらしゃるかもしれないので

みなさん、ヤシカのペンタJというカメラをご存知ですか。
これといって特筆すべきことのないカメラなんですが
今みると結構デザインが素敵なんですよね。
ちなみにペンタJのJはJaguarのJらしいです。
全然関係ないけど書くことが無いからとりあえず書いてみました。
今回はそのころに販売されていたであろうレンズです。
これ以上書くことがないので写真でどうぞ。
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直進式ズーム
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ピントは前群移動式で最短は約6フィート(1.8メートル)
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絞りはプリセット式
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コイティングは薄い単層のものが前後玉に施されています。

わたしも初めて見るので結構珍しいモノのはずです。
価値があるのかはわかりません。(たぶん無い。)
でも万が一これを探されているヤシカマニアの方がいらっしゃったら
狂喜乱舞されるかもしれないのでとりあえずご紹介してみました。
はたして、そんな方はいらっしゃるのでしょうか?
結果が楽しみです。

YASHINON−R 90−190/5.8  ¥(委託品)
 ちなみにマウントはM42です。

望むTOMIOKA復活。

先日、京セラオプティックが自社ブランドのレンズ生産を開始するという情報が流れました。
京セラオプティックといえばカールツァイスのYCマウントレンズを作っていた会社です。
2005年京セラカメラ事業撤退に伴い表舞台から姿を消しましたが
各社レンズのOEM生産という形でしっかりと事業は継続されていたのです。
その京セラオプティックが自社ブランドのレンズ生産となると
一体どんなレンズを出してくるのか気になるところですが
個人的にその前に気になるのは、一体どんなブランド名を使うのかということです。
全く新しいブランドを立ち上げるという手も、もちろんありですが
京セラオプティックといえば元をたどれば富岡光学なわけですから
ここはやはりTOMIOKAブランドを是非復活させてもらいたいものです。
ということで今回は希望を込めてTOMIOKAレンズのご紹介。
TOMIOKAレンズといってもたくさんあります。さて何がいいか?
考える間もなく、その独特の後玉から大人気のコレ。
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TOMIOKA 55mmF1.2 (M42マウント)
いろいろな銘板が存在するのですが今回は
TOMIOKA REVUENONのダブルネーム。
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この後玉の手作り感がたまりません。
かなりの個体が後玉にカケがあるのです、
残念ながらこれも左端にチョコッとカケがあります。
でもコレくらいならこれはかなりましな方。
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そしてこれもよくある巻き革の縮み。
お値段はかなり控えめの¥54,600−ですが
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残念ながら後玉周辺にカビとコーティング傷み、少々のヤケが・・
でもレンズのヌケは良いので実用の方はお買い得。
ちなみに描写はというと、こんな感じ。
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開放のボケはP50/1.4よりクセがあります。特に前ボケが。
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上が開放、下がF5,6 最短50cm。
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これも開放。花の撮影には向くボケだと思うんですがいかがですか。

AUTO REVUENON TOMIOKA 55mmF1.2  ¥54,600−

ちなみに当店の5DMkIIだと10m位まで撮影可能
それ以遠はミラーが干渉しましたのでご注意下さい。

*** SOLD OUT、 お買い上げ ありがとうございます*****

Icarex用っていうんですかね?

みなさんもこのデザインのレンズはご存知かと思いますが
一般的にはIcarex用とか呼ばれてるヤツです。
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造りはとても良く仕上げも重厚で、さらに高級感もあるのに人気が有りません。
その理由は前にも書きましたが、絞りにクリックが無い
振るとベアリングがカラカラと音を立てるなどの特徴を
故障と勘違いして敬遠される方が多数いらっしゃるということと
さらに初心者からすると全く同じデザインでM42マウントだったり
イカレックスバヨネットマウントだったりして区別がつきにくいというのがあります。
では上級者はこれを買うかと言うとまた別の理由から敬遠されるのです。
その理由がフィルターとフードの問題です。
面倒なことにどちらも完全な専用品が要求されるのです。
まずはフィルター。
内2つ爪のバヨネット式なのですが
このフィルターがレアモノで当店でも過去4回しか入荷していません。
今回はそんなレアモノフィルターがなんと4枚まとめて委託品で登場です。
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内訳はUV,Skylight各2枚です。
お値段は各¥7,350−
知らない方からすると”高〜い”でしょうけど
知ってる方からすれば”安〜い”でしょう。
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ちなみにフードは上級者の方でも知らない方が多いのですが
レンズ前枠外側にあるローレット状の飾りのようなものが実はネジになっていて
普通のフードとはオスメス逆転のねじ込み式になっております。
(このフードはさらにレアモノ)

φ50バヨネットフィルター 各¥−
*** SOLD OUT、 お買い上げ ありがとうございます*****

テッサー

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この5枚、全て同じレンズで撮影したんですが
このボケ具合を見てレンズ名を当てられたら凄いですね。
初めの3枚はパッと見はプラナーっぽいんですけど
そこまでボケが暴れてない気がするし
後の2枚はゾナーっぽいし・・・
実はこれテッサーなんです。
M42マウントの50mmF2.8。
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この50mmのテッサーはかなりの種類のボディに供給されていたので
じつにさまざまな種類があり、今当店で在庫しているM42マウントでも
これくらい種類があるのですが
実は作例のような大きなボケが使えるのは2つだけ。
s-DSC00189
この2種類だけが、何故か最短撮影距離が短いんです。
他のは大体50cm位が最短撮影距離なんですが
この2種類は35cmまで寄れるんです。
ですから最短撮影距離まで近寄ると画質の劣化も手伝って
作例のようなテッサーのイメージとはちょっと違う感じの
ボケが得られるんです。
意外とこのことを知らない方が多いので参考まで。
ちなみに当店では各10本ずつ位在庫があります。
お値段は〜¥19,800−まで。

シンプル イズ ベスト

まだコンピューターの無い時代のレンズ設計は
レンズ1本設計するのに計算用紙が人の背丈ほど
積みあがる位の計算が必要だったと聞いたことがあります。
今はかなり優秀なパソコンがあり、そんな時代に比べると
何十分の一、何百分の一の時間で設計することができます。
当時はコーティング技術も今と比べると進んでいなかったので
レンズ枚数は極力少なくすることがレンズ設計をするうえで
とても大切なことだったのですが
今ではコーティング技術の発達により光の透過率が
かなり上がったのでレンズの枚数を増やすことによるロスよりも
レンズ枚数を増やしてでも
ザイデルの5収差(球面収差、コマ収差、非点収差、像面湾曲、歪曲収差)を
より少なくする設計に躍起になっていてズームレンズでは
レンズを20枚以上使ったものも多々見れれます。
ところが、いくら短焦点レンズとはいえ僅か3枚で構成されている
このレンズの描写を見ると、とてもすばらしく
果たして、これ以上ガラスを使う意味があるの?
そんな気さえしてきてしまうのです。
みなさん、どう思います?

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全て5DMkIIで開放撮影。
わざわざ大きいサイズにしてありますのでクリック拡大してみてください。
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Triotar 85mmF4  M42マウント改  ¥24,800−

 

Tessar 80mmF2.8T

いやー、久々にいい意味で期待を裏切るレンズに出会いました。
Tessar80mmF2.8TなんですけどM42マウントになってます。
このレンズ、たぶん改造品でフランジバックを大体で測ってみると
75.5mm位あるのでハッセルブラッド1000Fの標準レンズとして販売されたものと
同じ設計のレンズで何かの6×6カメラの標準レンズだと思われますが何用かは不明。
とりあえずは珍しいレンズなのでテストを兼ねて撮影してみましょう。
まあテッサーと聞いただけである程度の描写は予想できるんですけど・・
ところが実際に撮影してみると、いやファインダーを覗いただけでも
”これはちょっと違うぞ”という感じで、かなり期待感を煽られます。
さらに上がりを確認してみると、これはもう私の知っているテッサーとは別物。
ピントの芯があるのに、そこにプラナーのようなやわらかなベールがかぶさり
カリカリになり過ぎるのを押さえハイライトもシャドーもかなり粘ってくる
そして何よりこの独特の発色は他のレンズでは得られません。
特に青の発色は出色。 
やっぱりこの時代のガラスの威力なんでしょうか。
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距離によってボケが動いた感じになるところがプラナーっぽい
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よく見ると白カーテンもしっかり出てます
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シャドーのネバリ
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一応赤も
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青がかなり深い
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全て開放撮影。
独特の描写を確認しにテスト撮影に来てください。

P1020005

Tessar80mmF2.8(M42改)    ¥39,800−

*****SOLD OUT お買い上げ ありがとうございます***** 

何が売れるか分からない

最近、意外なレンズが密かに品薄になっています。
そのレンズとはSonnar135mmF2.8とF3.5のM42マウント。
どうやら中国にかなり流出しているようで
安くてよく写る、その描写が評判を呼んでいるそうです。
今後、このように気が付けば品薄というような商品が
色々と出てくるのでは?という気がしています。
最近の中国はお金持ちですし
なんといっても人口が日本の10倍ですから
中国のちょっとしたブームが日本の市場に
大きな影響を及ぼすのは明らかなのです。
というわけで今回は同じ135ミリという焦点距離ながら
全く見向きもされていないトリオターのご紹介。
トリオターというと、どうしても廉価版というイメージが先行して
忌み嫌われがちなのですが、その描写はなかなかのもので
最近のカリカリしすぎのデジタルにはむしろ相性は良いように思います。

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細長いアルミ鏡胴が目立ちます

IMG_0015
しっかり気泡もあります。当時の良い削材を使っている証拠です。

_MG_9764
_MG_9760
扱いやすい素直なボケ

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手前の葉先の花芯の描写は見事。

s-_MG_9779
s-_MG_9775
さすがツァイス、白がよくねばります。

ご覧のように描写はゾナーほどキリッとはしませんが
わずか3枚のレンズとは思えないほどしっかりしていますし
逆にこの柔らかさがお好きな方も多いのでは。

triotar
Triotar135mmF4   ¥9,450〜¥23,100−

凹ウルトロンとカラーウルトロン

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前玉の凹を強調する為、黒線を写し込んでみました。カラーウルトロン
コーティングが多層になりましたが凹ではなくなりました。

ultron開放
凹ウルトロン開放
color-ultron開放
カラーウルトロン開放

6-2
凹ウルトロンF5.6
6-2
カラーウルトロンF5.6

フォクトレンダーといえば1756年にオーストリアのウイーンで創業し
その後ドイツで発展をとげた由緒正しき光学メーカーなのですが
1960年代から台頭してきた日本のカメラメーカーとの競争の破れ
1972年に実質的には生産を停止し、その後は商標権だけがローライなどを
転々と一人歩きをするという波乱万丈な道をたどったメーカーなのですが
今ではすっかり日本のコシナのブランド名として定着しました。
このような歴史のあるメーカーですから数々の名レンズを生み出してきました。
スコパー、ヘリアー、ウルトロン、アポランター、ノクトンなど数え上げたらきりがありません。
その中から今回ご紹介するのはウルトロン50mmF1.8。
このレンズはその外観的特長から有名になりました。
パッと見ではわからないのですが前玉が凹んでいるのです。
元々このウルトロンというレンズは当時の高級コンパクトカメラに装備されていたレンズなのですが、
それを一眼レフ用レンズに移植する為にはバックフォーカスが足りないので、
それを稼ぐ為に前玉に凹レンズを着けたといわれています。
この世にいったい何本の50mmレンズが存在するのかわかりませんが
数多い50mmレンズの中で私の知る限り前玉が凹のレンズはこれしかありません。
その後ウルトロン50mmF1.8はカラーウルトロン50mmF1.8となり
多層コーティングされ販売されるのですが、レンズ設計は一新され前玉の凹は姿を消していました。
この為ウルトロン50mmF1.8は数が少なく中古市場ではかなり人気があり
最近ではなかなかお目にかかれないレンズとなりました。
一方前玉が凹ではないカラーウルトロン50mmF1.8はウルトロン50mmF1.8の
パチもの扱いをされてきたのですが実はこのレンズはローライSL35用に
用意されたプラナー50mmF1.8と同じもので(コーティングは違うようですが
)すばらしい描写をするのです。
今回は両方のウルトロンが揃ったので撮り比べてみました。

Ultron50mmF1.8         ¥69,800-

***** SOLD OUT、 お買い上げ ありがとうございます***** 


Color-Ultron50mmF1.8     ¥29,800-
  

1群2枚でこの写り

s-IMG_5164
s-望遠500
s-ケース
s-望遠500−2

s-望遠500−1

88ed5aef.jpg

最も理想的なレンズとはガラス1枚のみで完成されているレンズです。
ところが実際にはガラス1枚でレンズを作ると、お世辞にも綺麗とはいえない描写になります。
光には波長によって屈折率が異なる性質があり波長の短い青い光は手前に、赤い光は奥に結像します。
そこでこの「色収差」を解決するためにアクロマートレンズを使うのです。
このアクロマートレンズは屈折率と色分散の異なる2枚のレンズ(凸レンズと凹レンズ)を貼り合わせて
2色の焦点位置のずれを補正するもので1群2枚の構成となります。
今回、ご紹介させていただくレンズは、このアクロマートレンズ1枚
つまり 1群2枚の超〜シンプルなレンズです。
1934年旧Contax用に発売されたこの由緒正しきこのレンズは名前をFernobjektiv500/8。
直訳すると”長焦点レンズ500/8”というこのレンズはいろいろなカメラ用に
マウント部を交換して販売されたようなのですが
今回のレンズは東ドイツでM42マウントとして生産されたもののようです。
(このレンズのローライSL66用もあるので、アダプター部を交換すれば
いろいろ遊べそうです。またこれだけイメージサークルがあれば500mm
でのアオリ撮影も可能です。)
近年のレンズ設計は全長を短くするためにさまざまな努力をしている訳ですが
このようなシンプルなレンズではわかりやすく全長=焦点距離となります。
焦点距離はフィルム面からレンズまでの距離なので多少の誤差はありますが
大体100mmレンズの全長は10センチメートル、200mmレンズの全長は20センチメートル
となり今回の商品は500mmレンズなので全長は50センチメートルとなります。
かなり大きなレンズなのですが50センチメートルの筒の途中に絞りがあり
先端には1群2枚のレンズが付いているだけですので重量はそんなにありません。
そして肝心の写りといえば、こんなに単純なレンズなのになんでここまで写るの?
というのが正直な感想で、これなら今のレンズのように10枚もガラスを使う必要があるの?
とさえ思えてきます。
今回の撮影では、僅か10分足らずなのに5,6人が足を止めるという目立ちようでしたが
逆にここまで目立てば通報されておまわりさんとご対面という危険は回避できそうです。

Fernobjektiv 500/8

***** SOLD OUT 秒殺に感謝 *****

Biotar58mmF2

Biotar58mm
c40d73fc.jpg

最近のレンズはどれもこれも非常に良く写ります。
レンズ設計はコンピューターによって行われ、数値的性能は飛躍的に上がっています。
ところが写真を表現として使うにはこれが必ずしもプラスになるとは限らないのが面白いところで、
数値的性能が低いとされる古いレンズのほうが、
逆に立体感や空気感などが表現されることが多々あります。
その面白さに気づいてしまうと古いレンズがとても魅力的な存在となってきて、
オールドレンズの沼にはまっていく訳ですが、幸いにも現在ではデジイチと
マウントアダプターの普及により容易にこれらのレンズを楽しむことが
できるようになりました。
このような楽しみをされている方の多くはマウント径とフランジバックの問題から
EOSをお使いの方が大多数になります。
ところがここで新たな問題が出てきます。
このマウントアダプター使用に有利なEOSでも物理的に干渉を起こしてしまい
使えないレンズが出てくるのです。
今回はそんなレンズの中の一本、Biotar58mmF2
約50年前に発売された当時としては明るい標準レンズですが
がんばって明るくした分いろいろな収差が残っているクセ玉。
このレンズ、無駄に後玉のレンズガードが出っ張っている為、アダプターは
もちろんのことBessaflexTMでも使えない困ったヤツなのですが
今回の固体はそのレンズガードを加工してあるので、このどちらでも使えます。
写りはご覧の通り、開放では好き嫌いがはっきり分かれる写りですが
絞ればもっときっちりと写りますのでいろいろ遊べそうです。
お好きな方、試しにどうぞ。

Biotar58mmF2   ¥21,000−

裏街道を歩む実力者

7769c10e.jpg

ミレニアムイヤー(コンピューターの2000年問題で大騒ぎしていたのがなつかしいですね。)
私の記憶では、この頃から徐々にマウントアダプターというものが広がりを見せつつあり、
当時はまだまだ一般的?ではなく、ごく一部のコアな人達だけが使うようなものでした。
彼らはマウント自体が不人気な為に格安となった高性能レンズや、
描写はすばらしいが知名度の低いレンズなどを買い求め、
アダプターを使ってその写りを楽しんでいたのでした。
当時フレクトゴン35mmは後者の理由で人気がありました。
価格はディスタゴンの半値以下で買うことができ、
描写はそれに全く引けをとらないものでした。
東独特有の外装のチープさは否めないのですが、
B級グルメのような楽しみ方としてその筋の人達には人気があったのです。

時は流れ、マウントアダプターが一般化した現在では
最短撮影距離が短いなどの理由でフレクトゴンは人気がうなぎのぼり。
価格は高騰してディスタゴンといい勝負になってしまいました。
このようにある意味フレクトゴンは表街道を歩んできたのですが、
その影でドップリと裏街道を歩んできているのがスコパレックスなわけです。
フォクトレンダー時代からの由緒正しき血筋のこのレンズは、
当時の価格がフレクトゴンの2〜4倍位した為に販売実績を残せず、
人気が出なかったのも仕方ないのですが、
フレクトゴンの価格が上がった現在でもなぜか全く日の目を見ません。
フレクトゴンがここまで高価になってしまった現在、
そろそろこのスコパレックスに光を当ててやってもいいんじゃないでしょうか。

さて肝心の写りの方はと言えばご覧のとおり。
開放から立体感のある描写で色もよく出ます。
私、トマト嫌いなんで分かりませんが、
この写真、トマト好きにはおいしそうに見えるみたいです。

SKOPAREX35mmF3.4  ¥39,900〜
その、鮮烈な赤に驚いて下さい。

東独からの使者


さて、今回はちょっと変り種。
Biotar75mmF1.5(M42マウント)
このレンズの雑誌などで知っていた印象は良くも悪くも昔の大口径レンズ。
要するに当時は相当優秀なレンズだったけど、
今見てみれば開放ではかなりピントがゆるい。
だけどそこが面白いレンズ・・・という印象だったんですけど、
今回、何気なくデジタルで撮影してみてビックリ。
開放撮影でもピントはかなりキッチリとシャープ。
その上、ボケは昔のレンズらしい収差ありありの独特のもの。
この写りは個人的に好きですねー。
でも当店の若い衆は「ダメだこりゃ」などと一言で片付けてしまう始末。
もちろん万人に受け入れられる描写ではないので好き嫌いが分かれますが、
「お主もまだまだ若造よのぉ」と言ってやりたい気分です。
この描写にピンときたアナタ。いかがでしょう。
今回のレンズは細身のいわゆる前期型。
もちろんお約束の気泡、前玉小キズ、レンズ焼けがありますが、
焼けはこのレンズにしてはかなりマイルド。
(左の写真、開放での撮影。色補正してません)
委託品ですが、レアモノにしては比較的抑えた価格設定ではないでしょうか。

Biotar75mmF1.5(M42マウント)¥49,980−
***** SOLD OUT *****

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