コンパクトカメラ(T、Tvs他)
1990年にある画期的なカメラが発売されました。
当時はいわゆるコンパクトカメラの値段は高くても5万円位
というのが常識でしたがこの年に発売されたCONTAX T2は
12万円というありえない価格のカメラで誰もが驚きましたが
大方の予想に反して爆発的に売れて、これ以降他社も
このようなカメラを発売するようになり
これによって高級コンパクトカメラというジャンルができあがったのです。
翌1991年には色違いのTitanBlackとTitanGoldが発売されたのですが
今回、ご紹介するのはTitanGold。
プラ部分の僅かなスレ以外はかなり綺麗な状態です。
レンズもいい状態です。アレ??
皆さん気づかれましたか?
レンズ部分だけ色が違っています。
本来はレンズ部も外装と同じ金色なのですが
なぜかレンズ部だけTitanBlackの部品になっているんです。
こういうことは時々あって個人的な趣味で特別に色違いで
修理交換してもらう場合と
修理に出したら、交換部品が無いからという理由で
こうなる場合とがあり
このT2がどちらのパターンでこうなったのかは分かりせんが
珍しい物がお好きな方いかがですか?
程度のいいT2をお探しの方もどうぞ。
T2 TitanGold ¥29,800−
ここのところ久しくまともなやつにお目にかかってなかったのですが
珍しく使用感の低いテカテカじゃない個体が入荷したのでまじまじと見てみると
やっぱりカッコイイ。
接眼部もちょいバル
でも残念ながらアタリが例によってありますね。
このカメラ、”T”のネーミング通りTitanで外装を作るはずが当時の技術では
量産は無理ということでアルミに変更されたのですが
これがチタンで設計した肉厚をそのままアルミで作っちゃったんじゃないか
と思えるほど簡単にへこんでくれちゃうんです。
たぶん今回の個体も大したぶつけ方はしていないでしょう。
もちろんその分、お値段は安くなっていますので
実用本位で使用感の低い個体をお探しの方、どうぞ。
T+T-14 AB- ¥54,800− (アタリが無ければAB+ランク)
今回は変り種。
ヤシカT5。
京セラ T PROOFの海外版で早い話が T PROOFからデータバックを取り除いて色を黒くしたやつ。
もちろん日本では販売されなかったので珍しいと言えば珍しいのですが
珍品とまでは言えない感じでしょうか。
ではなぜご紹介するのかと言えばこの2台コネクターコードで繋がっているのです。
ですから両方とも電源を入れておけば片方のシャッターボタンを押すだけで両方のシャッターが同時に落ちます。
これを作った人がどういった使い方をしていたのかは分かりませんが
2台並べてステレオ写真にしても良し、角度をつけてパノラマ写真にしても良し
使い方はいろいろです。
もちろんコネクターコードですからコードの取り外しもできますので普通のヤシカT5としてもお使いいただけます。
ちょっと変わった使い方としては片方のカメラだけ電源を入れておき電源を入れていない方のカメラでシャッターを切ることもできますのでレリーズとしても使えることになります。
かなりキレイな加工がされているので自作ではないのかもしれませんが
それにしても、まあ世の中、いろんなことをする人がいるものです。
とりあえずこんなカメラで遊んでみたい方、いらっしゃいましたら、どうぞ。
YASHICA T5×2 ¥31,500− 委託品
***** SOLD OUT *****
皆さんご存知のようにカールツァイスが日本のヤシカと組んでコンタックスブランドを復活させるにあたってそのデザインを任されたのがポルシェでした。
そのデザインの美しさは今見てもすばらしいもので工芸品とさえ感じさせられます。
その9年後、当時にはない全く新しいジャンルのカメラが発売されました。
そのカメラはレンズ交換のできないコンパクトカメラなのにレンズは一眼レフに負けない高級レンズを搭載して描写も一眼レフに負けないカメラ、今で言う高級コンパクトカメラです。
この頃は一眼レフとコンパクトカメラは明らかな違いがあり車で言えばクラウンとカローラ位の格の違いがあったのです。
それがいきなりパッと見はカローラなのに値段はクラウンという商品が発売されたのですから誰もが売れる訳が無いと思ったのですが、意外や意外で馬鹿売れ、これに触発されリコーGR、ニコン35Ti、ミノルタTC-1、などなど各社からこのジャンルのカメラが発売されあっという間に高級コンパクトカメラというジャンルが出来上がったのです。
その画期的なカメラのデザインもやはりポルシェが担当しました。
当時、極一部の限定カメラにしか採用されていなかったチタンを外装に使用することを前提に名前を”T”としたのですが、加工の難しさ、コストの問題でチタンの採用は見送られ名前だけ”T”が採用されました。
実際にチタンが採用されていれば状況はかなり違っていたのでしょうがチタンの代わりにアルミ合金が使用されたので現在の中古品はかなりの品がぶつけてへこんでいるのです。
今回はそんな”T”にしてはかなり綺麗な商品です。
しかもシャッターセットMG修理、AE、距離計点検、レリーズ・各部接点クリーニング、各部点検とやれるだけの調整もしてあります。
これだけの”T”はもう今年中にはでないでしょう。
T+T−14 AB+ ¥64,800−(元箱、化粧箱、取説、ケース、ストラップ、無記入保証書)
お探しの方、お早めに。
***** SOLD OUT *****
CONTAXブランド誕生60周年を記念して作られたカメラボディには、S2とこのT2があります。
S2は正面向かって左に60Yearsの刻印があるだけで、あとは普通のS2と違いはないのですが、
このT2の場合は外装色が全く違っていて金色です。というか、パンダなのだ。
写真のT2 60Years記念モデルは付属品もちょっと特別です。
まずはウォールナット化粧箱、これは”お金をかけて作られています”感たっぷりの質感です。
そして本皮ケース。これも専用に作られ、普通のT2の物とはひと味もふた味も違います。
あと意外と知らない方が多いのですが、ストラップが普通のグレーではなく、黒になっています。
以上・・・
ではなく、この個体の特別なシリアルナンバーをお伝えしなければ・・・
普通のT2の6桁とは違い、60周年記念はA○○○○になっているんです。
そしてここからが今回の商品の肝。
○○○○が全て同じ数字なんです。いわゆるゾロ目というやつです。
その数字までは書けませんが、海物語のハリセンボン、冬ソナのチンスク・・・
パチンコする方ならもうお分かりですよね。
T2 60Years ¥64,800−(A−ランク)
最近、出てない人はゲン担ぎに買ってみるのもどうかなと。