左利き
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世の中、右利きと左利きでは圧倒的に右利きの人が多いわけですが
その割合は大体9対1位だそうです。
ですから世の中のものは右利きの人が使いやすいように作られていて
左利きの人は我慢してそれを使うしかないわけです。
カメラも然りで当然のように右手でシャッターを切るように作られています。
私は右利きなので、あたり前のように使っていますが
もしそのカメラが左手でシャッターを切るように作られていたら、と
考えてみただけで物凄い違和感を感じてしまいます。
左利きの人はこんな感覚で写真を撮っているのかと思うと
さぞかし大変なんだろうな と人事ながら感心してしまいます。
しかしそうは言っても購買割合が9対1では生産者は間違いなく
”9”の右利き用を作るわけでわざわざ”1”の左利き用を作ることはしません。
ところがこの”1”を狙った商品もあるわけでカメラでいえば
京セラのSAMURAI Z−L です。
誇らしげに”L”がついたこのカメラはSAMURAI Z を鏡で映したように左右逆の完全な左利き用です。
1989年にこのカメラが発売されて以降、私の記憶では左利き用カメラは
発売されていないのでやはり商売としてはかなりキツイのではないでしょうか。
さて、ここにMSB−1という商品があります。
CONTAX645用のフラッシュブラケットとして販売されたものなのですが
これにはシャッターボタンが付いているのです。
そしてこのフラッシュブラケットの取り付け位置はカメラを構えた左側。
ということはこのMSB−1を使えばCONTAX645が左利き用に変身するのです。
左手でシャッターボタンを押し右手でレンズをホールドすることができるのです。
さすがはSAMURAI Z−L を発売した京セラ、645でも左利きの人のことを
考えていてくれたのです。
と言いたい所ですが実際は単純に開いている左側にグリップをもってきただけ
というのが正解みたいです。
まあどちらにせよ左手でシャッターを切れることには間違いないので
左利きの方、いかがですか?
(右利きの私にはかなり使い辛いものでした。
やはりシャッターは利き手で切りたいですね。)

・MSB−1   ABランク   委託品   ¥16,800−