私の記憶では1990年代頃までのカメラケースは
上下分離式のセミハード形式のものが主流でした。
皆さんも実家の押入れの中からそんな革ケースにくるまれたカメラが
出てきたなんていう方も多いのではないでしょうか。
体外はカビが生えていて触るのもはばかられるというような状況で
発掘されることが多いのではないでしょうか。
でもコンタックスは違うのです。
コンタックスというブランドは当時はかなりの高級品でしたので
ケースも他メーカーの黒や茶色とは違ってワインレッドで
表面もすべすベした高級感が漂う上品なものでした。
表面がすべすべとしているのでカビも生えにくく
押入れから発掘されても、それはそれは綺麗な状態で・・・
と思いきや実際は表面がバリバリにひび割れて
持ち上げただけでその表皮が飛び散るという
カビの方が全然良いという悲惨な状態になってしまっているのです。
よってRTSから167MTくらいまでのコンタックスケースは
廃棄するしかなく、ほとんど現存していないというのが現状です。
そんな中RTS用のケースにはRTSソフトケースという
カジュアルなものも販売されていたのですが
ほとんどの方は高級感漂うセミハードケースをお求めになったようで
実売数はかなり少ないのです。
そして皮肉なもので高級感の無いこのケースだけは他のもとは違って
しっかりと生き残っているのです。
RTS_SOFTCASEDSC02756
RTS_SOFTCASEDSC02757


当店でも4年ぶり3回目の入荷というかなり希少な商品です。
お探しの方はお見逃し無く。


RTSソフトケース   (委託品)
***お買い上げ、誠にありがとうございました***