1980年一眼レフカメラに初めてワインダーを内蔵した
CONTAX 137MDが発売されました。
それ以前の 一眼レフは手動巻上げが基本で
一枚一枚フィルムを手で巻き上げて撮影するのが当たり前でした。
もちろん中級機以上の機種にはワインダーやモータードライブと呼ばれる
自動巻き上げ装置が別売で用意されていましたが
なかなかに高価なもので一般人には手が届きにくいものでした。
(ちなみにワインダーとモータードライブには明確な区別は無いのですが
秒間2コマがワインダーで秒間5コマ切れるとモータードライブという暗黙の了解
みたいなものが存在していたのですが
私の記憶ではキヤノンF-1が秒間3.5コマでモータードライブとした
あたりから2コマ5コマのお約束が崩れていったような気がします)

30数年前のある日、私は友人と撮影に出かけました。
私の手にはオリンパスOM-1
友人はニコンF2
各々、好き勝手に撮影を楽しんでいたのですが
しばらくすると近くで撮影をする初老のおじ様が。
はじめは特に気にかけることもなかったのですが
パシャジーパシャジー。
そちらの方向から明らかに手巻きとは違う音がします。
近づいてみると首からぶらさがっているのは
コンタックス137MD。
その姿はもちろんのことカッコイイ音にも魅了された私は
それを羨望の眼差しで見ていました。
しかし、そこに一緒にいた友人は
あんなワインダーより俺の方が速いと言って手巻きで連射を決めまくり
実際そのスピードはワインダーより速いものでした。
ところが数分後そのおじ様のカメラバッグからもう一台のカメラが。
コンタックスRTS+プロフェッショナルモータードライブ。
羨望の眼差しから尊敬の眼差しに変わった私の横には
ぐうの音も出ない友人が佇んでいました。
以来プロフェッショナルモータードライブの音は
思い出とともに私の耳、そして友人の耳にも焼きついています。
DSC00542
DSC00543
DSC00544
DSC00545
今回はそんなプロフェッショナルモータードライブの後継機
プロフェッショナルモータードライブW−6です。
ちなみに当時の定価¥98,500-。
ご覧のようにかなり状態は良い商品で動作も良好。
私と同じような憧れをお持ちの方、この機会に是非。
(写真撮るの忘れたけどパワーアダプターも付いています)

プロフェッショナルモータードライブW−6 
***お買い上げ、誠にありがとうございました***