最近のオールドレンズ事情は
デジタルカメラとの相性の良し悪しで、その人気が決まってきます。
そういった意味で一番、人気が下がっているのが
レンジファインダー用の広角レンズです。
それらのレンズは後玉がフィルム面に近いものが多く
デジタルでは画面周辺部はセンサーに対して垂直に光が入らないため
マゼンタかぶりやピント移動が起きてしまい
本来の画質とは、程遠いものとなってしまいます。
コンタックスのレンズで言うと
G用のビオゴン21mmと28mmです。
これらのレンズはフィルムでの描写は誰一人として不満を持つ人がいないくらいに
素晴らしいものがあるのですが、デジタルでは相性の悪さが顕著に現れます。
 
そんな問題を当店のお客様で、ほぼ解決した方がいらっしゃいます。
その方のページがこちらになります。
http://acafe.msc.sony.jp/photo/detail/item/000021672476fk
簡単に言うとローパスフィルターなどによって生じてしまう光の屈折による
ピント移動をレンズ前に平凸フィルターを置いて予め補正してしまうという方法です。
残念ながらパープルフリンジは解決しませんが 
(でも、これはソニーさんが日々、解決に向けてファームアップ中)
ピント移動による周辺部画像の流れは見事に解決されています。
本来であればフィルターを置いたことによるピント移動で無限までピントがこないのですが
CONTAX G-αEアダプターがオーバーインフに作られているので
そこで無限までピントが出るということで、まさに理想的なものに仕上がっています。
レンズはシグマ光機製のものをお使いとのことですので
興味のある方はやってみる価値ありですよ。