コンタックッスのレンズのシリアルナンバーにおいて58番台は最初期番として有名ですが
実は、その前に579番台というレンズもありまして
それはMirotar1000/5.6という化け物レンズ
(定価517万円、生産数推定22本)
とDistagon18/4に使われています。
さらに、それが最初期番かといえば、厳密に言えばそうではなく
その前に25番台というものが存在します。
しかし、この25番台のレンズは一般に販売されてはおらず
メーカーがレンズを作る時のお手本、マスターレンズとして使われていたとのことです。
そして、それらはレンズの種類ごとに各2〜3本ずつ作られたという記録が残っています。
今回はそんな25番台のVario-Sonnar70-210/3.5AEGのご紹介です。
先ほど”各レンズごとに2〜3本ずつ作られ”と書きましたが
実はこのレンズだけは特別で、正確な数は把握できませんが
少なくとも十数本の存在が確認されています。
その理由は
・製作や調整が難しくマスターレンズも多くが必要だった
・このレンズだけは25番台が販売された
など諸説ありますが、真偽の程は定かではありません。
(ただ京セラ時代に、このレンズを修理に出すとドイツ送りになり
送料10万円+修理代という、とてつもない金額となったので
調整が難しかったのは事実でしょう。)
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このレンズにしては外装、レンズ内共に綺麗です。

Vario-Sonnar70-210/3.5AEG(委託品) AB+ランク  ¥149,040-

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