これは約40年前のお話です。
当時のコニカはコンパクトカメラにおいて
立て続けに革新的なカメラを発売していました。
たとえば当時は夜間、ストロボ撮影をしようとすれば
高価なストロボを別に購入しなければならないばかりか
素人には正確な露出のコントロールは難しかったのですが
ストロボをカメラと一体化させ、しかも露出は自動という
画期的なカメラを発売し、その後のコンパクトカメラでは
ストロボ内蔵は当たり前になりました。 
当然のようにヒット作となったのですが
その名前もまた良かった
その名は”ピッカリコニカ” 
シンプルだけどズバリですね。
その後 も日付機能を組み込むなど
コンパクトカメラの常識を次々と破り続け
そして、とどめが今回ご紹介するこれ。
当時の私では想像すらできなかったのですが
なんとピントを自動にしてしまったのです。
これには本当に驚きました。
これで誰しもがシャッターを押すだけで簡単にピントの合った
写真が撮れるようになったのです。
名前は”ジャスピンコニカ” 
一応説明しておきますとジャスピンとはジャストピントの略です。
そんな コニカC35AF(ジャスピンコニカ)です。
残念ながら電池室に多少の液漏れとファインダーに薄いクモリなどありますが
チェックした限りでは動作に問題はないようです。
キャップ、ストラップ、ケースまで揃っています。
後世に残していただける方に是非。
DSC08224
レンズはHEXANON 38mmF2.8なんです。
DSC08227


Konica C35AF      ¥1,800− 

ちなみにこの頃のフィルムの枚数は
36、20,12枚撮りというのが当たり前だったのですが
コニカが24枚撮りのフィルムを作り
テレビコマーシャルで欽ちゃん(萩本欽一)を起用し
”4枚増えて値段は同じ、どっちが得かよーく考えてみよう”
というキャッチコピーで爆発的に売れ、以降、他社も追随
20枚撮りは姿を消し24枚撮りがスタンダードとなったのです。

*** SOLD OUT、 お買い上げ ありがとうございます***