旧コンタックスのマウントは内爪と外爪のダブルマウントになっています。
内爪は50mm専用でヘリコイドが内蔵され
そのヘリコイド移動量が50mmレンズを使った時に
正確に距離計と連動するような仕組みになっています。
ですからテッサー、ゾナーどちらの50mmレンズにも
レンズ自体にはヘリコイドは存在しません。
一方、外爪は現在ほとんどのマウントに採用されているような
バヨネットマウントになっています。
(爪のオスメスは逆転していますが)
そしてそこに装着する外爪用レンズ(50mm以外)には
50mmレンズとは違いヘリコイドあるので
レンズだけでピントを送ることができます。
ということはボディのヘリコイドは全く無意味なものになってしまい
さらには距離計には連動しないことになってしまいます。
そこで外爪用レンズには距離計に連動させるために内爪用の爪も設けて
レンズのヘリコイドを回すとボディのヘリコイドも一緒に回るようにして
そのボディヘリコイドに連動している距離計を働かせているのです。
もちろん焦点距離毎にレンズヘリコイドと内爪の回転量を変えて
正確に距離計として機能するようになっています。
言葉で説明すると大体こんな感じになるのですが
要はとてもめんどくさいマウントなので
これを作るには内爪、外爪のマウントさらにはヘリコイドも作らなければならず
どうしても高価になってしまうのです。
ということはマウントアダターを作れば、同様の理由で高価になります。
そこで以前にはジャンク品のカメラからこのマウント部を取り出して
それをライカLマウントに加工したアダプターが販売されていたのですが
極少数のみの販売で終了してしまいました。
(確か当時はカプラーという名前で販売価格は5万円くらいだったと思いますが
今、中古で出るともう少ししますね。)
さて今回ご紹介する商品ですが
このやっかいなアダプターをわざわざ作ってしまったというモノです。
しかも、どういうわけかベネズエラ製。
いきなり精密機械でベネズエラ製といわれても、全くピンとこず
かなり心配したのですが実物を仔細に見てみるとなかなかの出来栄えで
見えない部分で多少の荒さはありますが実用には全く問題なく
これならば自信を持ってオススメできます。
中古カプラーをお探しの方、これも検討する価値ありますよ。
_MG_9839
実用性を重視してLマウントではなくMマウントとなっています。
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箱の色やフォントなど、ぱっと見は旧Zeiss Ikonの商品と思わせる
仕様になっています。
_MG_9840
このレンズロックピンは他にはない仕様でなかなかの優れもの。
_MG_9843
Contax用に加えてNikon用があるというのも、その僅かなピッチの違いに
対応しているということなので精度の良さが伺えます。


旧Contax-LeicaM アダプター   ¥34,650−
旧NikonS-LeicaM アダプター   ¥34,650−