今でこそカメラを近づけただけで簡単に接写撮影はできますが
私が写真を始めたころは手ぶれはもちろんのこと
被写界深度や近接撮影による露出倍数の計算など
接写撮影にはクリアしなければならない問題が多々あり
知識とテクニックが必要なものでした。
先日、お客様とお話をしていると、ふとそんなことを思い出すことがありました。
そのお客様はどうやら大学で教授をやっていらっしゃるようで
顕微鏡で細胞の撮影をされることがよくあるとのこと。
今ではCCDカメラが付いていて誰でも簡単に撮影でき
撮影後の画像処理まで含めるとほとんど失敗はないそうですが
フィルム時代は露出からなにから一発勝負で
36枚撮影したフィルムに使えるカットが2〜3枚と
我々が普通に趣味として写真を楽しむのと同じくらいの割合でしか
成功カットが無かったというお話でした。
撮影には白黒フィルムを使っていたので、普通の撮影同様に
イエロー、オレンジ、レッドなどのフィルターを駆使して適正な
コントラストに調整するのが経験を要するとのことでした。
ここまで極端な拡大率ではありませんが
医者も患者の患部撮影をしなければならないことがあります。
大病院なら撮影専門のスタッフがいるのですが
個人病院クラスでは自分でやるしかないわけで
かといって患者相手に36枚撮影して使えるカットが2〜3枚という訳にもいかず
登場したのがメディカルと名の付く、お医者様専用カメラです。
主な特徴は等倍位の接写が出来るマクロレンズにリングライトが内蔵されていて
それらが連動して簡単に影が出ない、かつ適正露出の写真が撮影できるというものです。
売る方も専用品ということで高く売れるということで
メデイカルと名の付くものは各社から販売されていました。
今回は1980年頃に販売されていたメディカル100です。
この製品自体はその後10数年にわたり販売されていたのですが
それより後になるとカメラも専用品となりカメラとレンズが一体となって
いるものも多いのですが、このメディカル100はレンズ単体なので
現在のデジカメに取り付けても何の問題もなく遊べます。
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ピントを合わせてシャッターを押すだけ
無茶と思われる等倍手持ち撮影でも適正露出。

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モデリングライトをつけてみました。

お値段も当時の1/10以下ですしお遊びにいかがですか?

YASHICA MEDICAL100   ¥11,800−
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