最近、意外なレンズが密かに品薄になっています。
そのレンズとはSonnar135mmF2.8とF3.5のM42マウント。
どうやら中国にかなり流出しているようで
安くてよく写る、その描写が評判を呼んでいるそうです。
今後、このように気が付けば品薄というような商品が
色々と出てくるのでは?という気がしています。
最近の中国はお金持ちですし
なんといっても人口が日本の10倍ですから
中国のちょっとしたブームが日本の市場に
大きな影響を及ぼすのは明らかなのです。
というわけで今回は同じ135ミリという焦点距離ながら
全く見向きもされていないトリオターのご紹介。
トリオターというと、どうしても廉価版というイメージが先行して
忌み嫌われがちなのですが、その描写はなかなかのもので
最近のカリカリしすぎのデジタルにはむしろ相性は良いように思います。

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細長いアルミ鏡胴が目立ちます

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しっかり気泡もあります。当時の良い削材を使っている証拠です。

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扱いやすい素直なボケ

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手前の葉先の花芯の描写は見事。

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さすがツァイス、白がよくねばります。

ご覧のように描写はゾナーほどキリッとはしませんが
わずか3枚のレンズとは思えないほどしっかりしていますし
逆にこの柔らかさがお好きな方も多いのでは。

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Triotar135mmF4   ¥9,450〜¥23,100−