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s-望遠500
s-ケース
s-望遠500−2

s-望遠500−1

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最も理想的なレンズとはガラス1枚のみで完成されているレンズです。
ところが実際にはガラス1枚でレンズを作ると、お世辞にも綺麗とはいえない描写になります。
光には波長によって屈折率が異なる性質があり波長の短い青い光は手前に、赤い光は奥に結像します。
そこでこの「色収差」を解決するためにアクロマートレンズを使うのです。
このアクロマートレンズは屈折率と色分散の異なる2枚のレンズ(凸レンズと凹レンズ)を貼り合わせて
2色の焦点位置のずれを補正するもので1群2枚の構成となります。
今回、ご紹介させていただくレンズは、このアクロマートレンズ1枚
つまり 1群2枚の超〜シンプルなレンズです。
1934年旧Contax用に発売されたこの由緒正しきこのレンズは名前をFernobjektiv500/8。
直訳すると”長焦点レンズ500/8”というこのレンズはいろいろなカメラ用に
マウント部を交換して販売されたようなのですが
今回のレンズは東ドイツでM42マウントとして生産されたもののようです。
(このレンズのローライSL66用もあるので、アダプター部を交換すれば
いろいろ遊べそうです。またこれだけイメージサークルがあれば500mm
でのアオリ撮影も可能です。)
近年のレンズ設計は全長を短くするためにさまざまな努力をしている訳ですが
このようなシンプルなレンズではわかりやすく全長=焦点距離となります。
焦点距離はフィルム面からレンズまでの距離なので多少の誤差はありますが
大体100mmレンズの全長は10センチメートル、200mmレンズの全長は20センチメートル
となり今回の商品は500mmレンズなので全長は50センチメートルとなります。
かなり大きなレンズなのですが50センチメートルの筒の途中に絞りがあり
先端には1群2枚のレンズが付いているだけですので重量はそんなにありません。
そして肝心の写りといえば、こんなに単純なレンズなのになんでここまで写るの?
というのが正直な感想で、これなら今のレンズのように10枚もガラスを使う必要があるの?
とさえ思えてきます。
今回の撮影では、僅か10分足らずなのに5,6人が足を止めるという目立ちようでしたが
逆にここまで目立てば通報されておまわりさんとご対面という危険は回避できそうです。

Fernobjektiv 500/8

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